第3回公判で実施されたS警官の
証人尋問のうち、検察官が行った
主尋問の部分を掲載します。「逃走
のおそれがあったので逮捕した」と
いう口裏合わせが馴れ合いの雰囲
気の中で行われています。
    速記録 (平成16年10月18日 第3回公判)
事件番号 平成16年(ろ)第74号
証人氏名  ● ● ● ●
検 察 官
   証人は、京都府警察官ですね。
        そうです。
   京都府警察官を拝命したのは、いつのことですか。
        昭和46年4月1日です。
   証人は、平成16年7月1日当時、京都府川端警察署に勤務していましたね。
        そうです。
   証人は、その日の午前2時44分ころ、京都市屋外広告物等に関する条例、
   以下、単に屋外広告物条例と言いますが、違反の現行犯人1名を逮捕したこ
   とがありますね。
        あります。
   証人は、そのとき、いかなる任務を帯びて勤務につきましたか。
        私は地域2係ですが、東一条ブロックの銀閣寺交番で、当日は私の相
        勤者がパトカーのほうで応援に行っておりましたので、私、1人勤務
        でおりました。それで、夜の1時ごろですが、東一条ブロックのブロ
        ック長に連絡事項がありまして、単独で警らの帰り寄るつもりで、警
        ら中でございました。
   今、ブロック長とおっしゃいましたが、川端署の地域課では、交番でブロッ
   クを組むというブロック制を取っているわけですね。
        はい。
   それで、あなたが勤務していたのは銀閣寺交番でしたね。
        はい。

   銀閣寺交番というのは、ブロックは、ほかにはどういう交番があるんですか。
        私が勤務しております銀閣寺交番、鹿ヶ谷交番、それと、ブロック長
        がおります東一条交番の3か所であります。
   3か所がブロックになっているわけですね。
        (うなずく)
   それで、このときには、ブロック長への連絡があったので、東一条交番のほ
   うに行ったということになるわけですか。
        はい。
   その勤務中に、今回の屋外広告物条例の違反状況を現認したということにな
   るわけでしょうか。
        そうです。
   じゃあ、証人が今回の屋外広告物条例違反の現認をした状況を説明していた
   だけますか。
        私は、東一条交番で連絡を終えた後に、銀閣寺交番に帰るために東一
        条通を東の方向に、バイクに乗りまして約10キロぐらいの速度で東
        向きに走っておりました。2時前の1時57分ごろと思いますが、東
        一条東大路交差の西行った北側に日本イタリア会館という建物がある
        んですが、その前にNTTの電柱が立っております。その付近に差し
        掛かったときに、30ぐらいの男性が、その電柱に、ちらし、ビラの
        ようなものをはりつけているのを現認したんであります。
   あなたが、その人物が電柱にちらしのようなものをはるのを現認した状況と
   いうのは、その電柱を基点にしますと、どの程度の距離があったんですか。
        私がその男を認めたのは、約5メーターぐらいのいわゆる西行った地
        点でありましたが…。
   まず、電柱がありますね。
        はい。

   その電柱の西約5メーターのところをバイクで走っていたときに現認したと
   いうわけですね。
        はい。
   それで、証人は、ちらしのようなものをはりつける様子だったとおっしゃい
   ましたが、そのときには、何かちらしのようなものは見えたんですか。
        見えました。
   どのようなものが見えましたか。
        白か黄色っぽいような感じの小さい紙を見ました。
   それで、どうしましたか。
        私は、一応、その場所をちょっとすぎましてから、交差点の手前でU
        ターンしまして、そのはったものが何かということの確認のために電
        柱を見に行きました。
   Uターンして、その電柱のほうに戻ってきたんですね。
        はい。
   そうすると、方向としては、西向きに戻ってきたことになるわけですか。
        はい。
   そのときに電柱に戻ってきたとき、はりつけたというものを確認してみまし
   たか。
        確認しております。
   どのようなものがはりつけてありましたか。
        サイズ的にはB5ぐらいのサイズだと思いますが、色が黄色地で、黒
        い文字で、ちょっと大きめ、上段のほうに、江州河内音頭ライブ20
        04というような見出しがあったと思います。
   そのようなものが見えたというわけですね。
        はい。
   そのちらしのようなものは、どのような格好で電柱にはりつけてあったんで

   しょうか。
        NTT電柱がありましたら、その周囲に4本の支柱があります。その
        支柱の東側の2本、北側の支柱と歩道寄りですが、そこに、東向き、
        西側方向を向いて通る人に見えるような感じではってありました。そ
        のはった状況は、上と下をガムテープではっておりました。
   上と下というのは、そのちらしの上辺と下辺の部分に、ガムテープを用いて
   支柱にはりつけてあったというわけですか。
        はい。
   それで、あなたは、その電柱にちらしをはりつけるような動作をしていた人
   物がどこに行ったかというのは確認していましたか。
        確認しております。
   どのようにして確認しましたか。
        自転車で歩道を西側のほうへ行きました。
   それは、あなたは、どのようにして確認したんですか。
        私は、Uターンしたときにも見えますけど、そのちらしの確認をする
        のと、その男の確認をしております。
   一緒に確認したということですか。
        一緒に確認しておりますので、その自転車の男に間違いないというこ
        とは認めております。
   そうすると、あなたが一番最初に男がちらしをはりつけた電柱に戻ってきた
   ときには、その自転車に乗っていた人物というのは、西のほうに自転車で向
   かっていったわけですね。
        そうです。
   それで、あなたが電柱にはりつけたちらしというものを確認したときには、
   その人物は、どこにいましたか。
        その人物は、その電柱から約20メーター西に同じような電柱が立っ

        ておりまして、自転車にまたいだ格好で、その電柱に、こんな感じで。
   今、動作をしてますが、ちらしの上と下を持ってたんですね。
        そうです。
   右手で上ですか。
        それは分かりませんけど、こんな格好で。
   上下を持った格好ですか。
        そう、こんな感じでおりました。
   それは、電柱にもうはりつけていたのですか。
        ガムテープははってなかったです。
   というと、はりつける場所を。
        探していたのか、あるいは決めていたのか。
   位置を決めているか、そういう状況だったというわけですね。
        と思います。
   それで、あなたとしては、その人物については、京都市屋外広告物等に関す
   る条例違反の現行犯人だと認めたということになるわけですか。
        はい。
   その後、どうしましたか。
        私は、その男に、何をしてるんですかと、屋外広告物条例ですよと、
        今あなたはそこの電柱にはりましたねと、ビラをということで、示し
        ました。
   まず、最初に東一条の一つ西に入ったところの電柱まで戻ってきてるわけで
   すね。
        はい。
   それで、自転車に乗った人物は、まだそこよりも西の電柱に行ってるわけで
   すね。
        はい。

   そうすると、あなたは、そこまではどのようにして行かれたんですか。バイ
   クで行ったんですか。
        Uターンして、途中まで行きまして、それから、降りてから男のほう
        に近寄っていきました。
   バイクを降りて、歩いて、その自転車にまたがっている人物に近づいていった
   というわけですね。
        はい。
   そこで、先ほどおっしゃったように声をかけられたということですか。
        はい。
   その電柱のところにいた自転車にまたがった男は、あなたが声をかけたとき
   には、どのような態度でしたか。
        そのときは、何をしている、屋外広告物条例ですよと言うて質問して、
        もうちょっと詳しいことを聞きたいということで、私は、本署のほう
        へ来てもらえないやろかというふうな感じで言いました。
   それに対して、その人物は、どのように答えましたか。
        ライブの準備で忙しいから行けないというふうなことを言いまして、
        自転車に乗って、その場から立ち去りかけました。
   それで、あなたは、どうしましたか。
        私は、ちょっと待てと、ちょっと待ってくれということで、自転車に
        触ったかどうかは分かりませんけど、取りあえず止めました。
   そうすると、その人物は止まりましたか。
        止まりました。
   そのときに、その人物の着衣であるとか、詳しい特徴とか、そのようなもの
   は分かりましたか。
        私が記憶しておるのは、上がオレンジと黒、緑のTシャツ、下がベー
        ジュっぽいズボンであったと思います。

   あと、特徴としては。
        眼鏡を掛けてました。
   それで、30歳くらいの男性というのは、もう最初に見てるわけですよね。
        はい。
   その人物は、一度行きかけて、あなたが制止したら止まったというわけです
   ね。
        そうです。
   自転車から降りて、あなたの質問に答えましたか。
        本人さんは、ずっと自転車に乗ったままでした。最初から最後まで。
   自転車にまたがったままだったというわけですか。
        そうです。降りてません。
   それで、あなたとしては、本署に来てほしいというふうにおっしゃったんで
   すか。
        はい。
   本署というのは、川端警察署のことですね。
        はい。
   それで、あなたとしては、川端警察署に来てほしいということをその人物に
   説得していたということになるわけですか。
        そうですね。
   その人物は、すぐ警察のほうに行くようなそぶりはありましたか。
        そぶりはありません。
   なかったですか。
        はい。
   その人物に対して身元を確認したりする必要があると思うんですが、そのよ
   うなことは、その場でしましたか。
        しました。

   どのようなことをしましたか。
        ちょっと待ってくれということで制止した後に、私、これは1人では
        ちょっと対応が難しいなということで、無線で応援を要請しました。
   無線というのは、外勤で使用なさっている警察用の無線ですね。
        はい。
   それで本署のほうに応援を要請されたんですね。
        はい。それで、その間に、本人さんに、ちょっと身分が明らかになる
        ものを見せてくれということで言いまして、本人さんは、身分証の代
        わりに免許証を出しました。
   運転免許証を出したんですね。
        はい。
   運転免許証は、あなたに交付したんですか。
        そうです。
   そうすると、あなたは、その運転免許証を受け取ったわけですね。
        はい。
   運転免許証ですと、写真が張付されてるんですけれども、その写真とその人
   物が同一人物かどうかは確認しましたか。
        確認しました。
   どうでしたか。
        一致しました。
   その運転免許証の氏名は、どのようになっていましたか。
        井上昌哉となってたと思います。
   生年月日は覚えていますか。
        47年12月7日だと記憶しております。
   運転免許証に記載されていた住所というのは覚えていますか。
        住所は、吉田寮になっていたと思います。

   詳しい住所は覚えていますか。
        京都市左京区吉田近衛町京都大学内の吉田寮ですかね。
   吉田寮となっていたんですね。
        はい。
   そのときに、被告人に、身分証を見せてくださいと言ってますよね。
        はい。
   それで、免許証を出しましたね。
        はい。
   そのときに、何か被告人の職業について質問されたりしたことはありますか。
        職業は聞きました。
   どういう答えでしたか。
        大学の職員というようなことを言っておりました。
   どこの大学の職員ですか。
        京都大学の。
   京都大学の職員ということだったわけですか。
        はい。
   今、この法廷のあなたの右にいる人物ですけれども、顔を御覧いただいて、
   どうですか。あなたがこのとき質問をした人物ですか。
        そうです。
   間違いないですね。
        はい。
   被告人は、京大職員だというふうに言ったわけですね。
        はい。
   それで、運転免許証には、京都大学吉田寮となっていたんですね。
        はい。
   あなたとしては、そのとき、京都大学の吉田寮というのは、どういうような

   ものだと思っていたわけですか。
        吉田寮というのは、京都大学の学生だけしか住んでいないというよう
        な感じで私は思っておりました。
   あなたとしたら、学生だけが住んでいる寮だと思っていたわけですね。
        はい。
   それで、被告人に対しては、何かそのときに質問をしましたか。
        内容ははっきりは分かりませんが、職業的な、詳しい、何をしている、
        例えば、先生をしてるとか、何をしてるとか、そういうことは私は
        言ってないとは思います。
   そうすると、吉田寮というふうに書いてあるわけですが、寮の部屋の番号と
   か、そのようなことを被告人に尋ねてみましたか。
        寮というのは、私自身は尋ねてないんですが、後から来たパトカーの
        同僚が尋ねておりますが、吉田寮に、寮があるんですかと聞いたら、
        部屋番号はないというふうに聞いております。
   それは、あなたが応援を要請して駆けつけてきた警察官が被告人に尋ねてる
   わけですね。
        はい。
   そうすると、あなたとしては、被告人は吉田寮に住んでるのかどうかという
   ことについて不審を抱いていたということになるわけですか。
        そうですね。
   それで、応援の警察官がその場に到着してるようですが、最初に到着した警
   察官は覚えてますか。
        覚えています。
   だれでしたか。
        ●●巡査長です。それと、●●巡査です。
   交番から来られたんでしょうか。
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        パトカーです。
   そうすると、パトカーに乗車してこの現場に来られたということになります
   か。
        はい。
   あなたが被告人に声をかけてから、その応援の警察官が来るまでというのは、
   どれくらいの時間かかりましたか。
        10分かかってるか、かかってないかだと思います。
   10分前後だったということですか。
        はい。
   その後、また応援の警察官が現場に来てるんでしょうか。
        来ました。
   どなたが来られたか覚えてますか。
        近くの東一条交番のブロック長の●●警部補と●●巡査が来てます。
   じゃあ、東一条交番からブロック長の●●警部補と、もう一人は、●●巡査
   長、この2人が来られたんですね。
        はい。
   結局、あなたを含めると5人の警察官ということになりますか。
        はい。
   それで、被告人に対しては、この現場でどのような説得をなさってたわけで
   しょうか。
        最初、私が、本署に来てくれという説得、それから、●●君が同じよ
        うな説得、それで、最後に、●●警部補が同じような説得、いわゆる
        任意捜査に応じてくれというような内容ですけどね。
   本署というのは、川端警察署に来てほしいということをおっしゃってたわけ
   ですね。
        はい。
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   被告人が、東一条の交番になら行くというようなことを言ったことがありま
   したか。
        私が最初に、本署に来てくれないかと言ったときに、そこの東一条の
        交番やったらいいですよというような感じのニュアンスで言いました
        のを聞いております。
   あなたが一番最初に声をかけたときというのは、屋外広告物の違反ですよと、
   事情を聞きたいので本署に来てくださいという話をした後で、東一条交番で
   もいいですよという話はしてるわけですか。
        してました。
   それに対して、被告人は、どうでしたか。
        被告人は、東一条交番やったら行くというようなことを言いますので、
        それでも結構やけど…。
   じゃあ、あなたが、東一条の交番でもいいですよというのは、被告人が、東
   一条交番なら行くと言ったので、そのように言ったわけですか。
        そうです。そこでもいいですけど、狭いし、前から、この辺は京大関
        係の人がよく通るから、それでもいいんですかというようなことで、
        私は返しました。
   それに対して、被告人は、どうでしたか。
        何も言っておりません。
   東一条交番なら行きますよという話は、その後、どうでしたか。
        もう、それっきりです。
   全くなかったんですか。
        はい。
   そうすると、交番あるいは川端警察署に来てほしいという説得に対しては、
   被告人は、どうだったんでしょうか。
        なんで本署に行かなあかんのかと、屋外広告物条例違反っちゅうのは
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        知らなかったと、行く必要ないというような内容です。
   電柱にはりつけるまでの間に、同じちらしをはりつけてきたというようなこ
   とは言っていたんでしょうか。
        言っておりました。
   どのように言っておりましたか。
        京都大学内とか、西部講堂付近に約30枚ほどはったと言っておりま
        した。
   はりつけたということは言ってたわけですね。
        はい。
   それから、屋外広告物条例というのは知らないということを言っていたんで
   すか。
        はい。
   その後、どのようなことを言っていましたか。
        これから忙しいので、ライブが忙しい、準備が忙しいので、今からは
        りに行かなあかんのやというような感じで言っておりました。
   今からはりに行かなければいけないということを言っていたわけですか。
        はい。
   じゃあ、あなたが声をかけたときには、被告人は自転車に乗った状況だった
   んですね。
        はい。
   それで、ちらしなんかも持っていたわけですね。
        はい。
   一番最初は、ガムテープではりつけてあったのを見てますね。
        はい。
   ガムテープなんかは、被告人は持っていたんでしょうか。
        自転車の前かごの中に、ちらしとガムテープを載せておりました。
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   ちらしは、どの程度の枚数が入っていたか覚えていますか。
        大分厚かったですから、枚数にしたら1000枚ほどあったと思いま
        す。
   1000枚近くあると思ったんですか。
        はい。
   ガムテープは、何巻ありましたか。1本だけでしたか。
        私が確認してるのは、大きな布のガムテープ1個しか確認しておりま
        せん。
   それ一つを確認してるんですね。
        はい。
   それは、前かごに入っていたということですね。
        はい。
   それで、応援に来られた警察官も一緒になって、川端署に来てほしいという
   ことはおっしゃってたわけですね。
        はい。
   その間、被告人は、どうでしたか。東一条の交番なら行くという話はしてま
   したか。
        その後にはしてないと思います。
   全くしていないんですか。
        はい。
   本署に来てほしいというふうに警察官の方は説得されてるわけですが、それ
   に対して、被告人は、どのように答えていましたか。
        なんで本署に行かなあかんのやと、行く必要ないというような内容で
        すね。
   それで、なんで本署に行かなならんのやということについては、どのような
   説明をなさっていたんですか。
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        屋外広告物条例の違反ですよと、おたくさん現行犯人なんですよと、
        それに対して私らが調べたいんやと、できれば任意捜査に協力してほ
        しいと、それで、電柱にはった、どこにはったかというのも協力して
        ほしいんやというような説得なんですけど。
   そういう説得をなさってたわけですね。
        はい。
   その間、被告人は、先ほど見られたときは自転車に乗ったままだとおっしゃ
   っていましたが、それから自転車から降りた様子はあったんですか。
        ないです。
   全くなかったんですか。
        ないです。
   自転車にまたがったままだったんですか。
        はい。
   それで、応援の警察官と一緒にそのような説得をなさっておったんですが、
   最終的に、現行犯人として逮捕しておりますよね。
        はい。
   どれくらいの時間説得なさったことになりますか。
        57分に現認ですから、逮捕の時間が44分ですから、約1時間近く
        ですか。
   約1時間近く、その場で説得していたというわけですか。
        はい。
   あなたとしては、被告人の説得を続ければ任意捜査に応じてくれるんだとい
   う感触はあったんですか。
        感触はありません。
   なかったわけですか。
        はい。
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   それで、現行犯人逮捕するのはやむを得ないという判断になったわけでしょ
   うか。
        そうです。
   被告人を現行犯人逮捕したとき、逮捕した警察官は、あなたも一緒でしたが、
   応援に来られた方が一緒になって逮捕したということになるわけですか。
        そうです。
   そのときは、被告人は、自転車にまたがったままの状態ですか。
        そうです。
   現行犯人として逮捕するということは、屋外広告物条例違反だということは
   被告人には伝えてるわけですね。
        十分伝えております。
   それで、現行犯人として逮捕するということも伝えてるわけですね。
        はい。
   そのとき、被告人は、どのような態度でしたか。逮捕する際、暴れたりはし
   たんでしょうか。
        自転車に乗ったままですから、自転車に乗って両腕で自転車のグリッ
        プをつかんでおりました。これを、●●警部補が右手をはがして、●
        ●巡査が左手をはがして、それで、2人で降ろしたと。
   2人がかりで自転車から降ろしたということになるわけですか。
        はい。
   それで、現行犯人として逮捕した後ですが、被告人がはりつけたビラの確認
   なんかは、説得してるときも、していたんですか。
        してました。
   あなたがはったビラを確認してほしいということは説得してるわけですか。
        それは何回となく説得しております。
   逮捕するまでの間にですね。
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        そうです。
   そのときには、被告人は、どういう態度だったんですか。
        全然応じてくれません。
   何か、あなたたちに言っていましたか。
        私は、その屋外広告物条例っちゅう違反自体知らないと、なんで、そ
        ういうのにいちいち協力せなあかんのかっちゅうような感じのことで
        す。
   そういうことで、らちが明かないということで現行犯人逮捕したということ
   ですね。
        はい。
   逮捕した後、被告人に、あなたが現認した、ビラを張付した場所の確認を求
   めましたか。
        求めました。
   どうでしたか。
        一切応じてくれません。
   被告人がビラをはった電柱なんかについて警察官が写真撮影しているようで
   すけれども、その写真撮影するときには、被告人は、どういう位置にいたん
   でしょうか。
        被告人は、パトカーの中だと思います。体を拘束された後やと思いま
        す。
   逮捕して、パトカーの中に座っていたんですか。
        はい。
   後部座席に座っていたことになりますか。
        そうですね。
   警察官が写真撮影するについて、まず、被告人がビラをはりつけた電柱とパ
   トカーとの位置関係は、どのくらいの距離がありましたか。
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        最初の電柱と次の電柱の間が大体20メーターぐらいですから、その
        中間付近ですかね。
   その中間付近にパトカーが止まっていたということになるわけですか。
        はい。
   じゃあ、その警察官が写真撮影する様子というのは、後部座席の被告人から
   は十分見えるわけですね。
        はい。
   これから写真撮影するからというような説明はしてるわけですか。
        しております。
   それで、被告人の自転車であるとか、前かごにあったビラなんかは、その場
   で押収いてるんですか。
        押収してます。
   被告人が現行犯人逮捕されるまでの間、特に暴れたりということはなかった
   わけですか。
        暴れてはおりません。
   あなたとすれば、被告人が自転車にまたがったままであるということ、それ
   から、はりつけたビラの確認にも応じなかったということで、任意捜査には
   限界があるというふうに感じたわけですか。
        そうです。
   それで、現行犯人逮捕したということでいいんですね。
        はい。
 河内音頭ビラ貼り裁判
証人尋問(第3回公判)・主尋問
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